ビジネスにおいて結果を出すためには、行動することが不可欠です。
しかし、行動できない人も多く存在します。
自分自身も「もっと行動力があればなぁ」と悩んでいる方もいるかもしれませんが、行動力は簡単に身につくものではありません。
しかし、日常的に意識することで行動力を高めることが可能です。
今回は、行動力を向上させるために意識すべき10 のポイントについて説明します。
少しずつでも行動することで、思い描いていた結果に近づけるよう、積極的に行動していきましょう。
余計なことに囚われず、本質に集中して行動できるための方法
行動ができない人を見ていると、いろいろなことに気をとられてしまいがちです。
些細なことにも神経を使い、気にかけてしまうため、結果的に重要なことを考える余裕がなくなってしまいます。
そのため、行動できなくなってしまうのです。
行動力のある人は、違います。
彼らは余計なことを考えず、重要なことに焦点を当てています。
ですから、どうでもいいことや些細なことは無視してしまいましょう。
あなたが本当にやるべきことだけを明確にしてください。
これにより、心に余裕が生まれるだけでなく、ブレずに行動できるようになります。
成功するためには、やるべきことを明確にし、一点集中する
ビジネスを成功させるためには、やるべきことを明確にして、それに一点集中することが重要です。
ビジネスではやることが多く、気になることも多いかもしれませんが、実際には時間や能力には限りがあります。
従って、全てを気にして取り組もうとすると、結局はできないことが多くなってしまいます。
ですから、最初から全てを完璧にしようとせずに、大切なことにだけ集中することが重要です。
また、自分の苦手な分野に手を出してしまい、そこで悩んでしまう人もいますが、ビジネスでは結果を出すことが重要ですから、時間を浪費することは避けなければなりません。
苦手なことや得意ではないことに時間を費やしても、結果が出るまでには長い時間がかかるだけでなく、結果が出るとも限りません。
そこで、苦手なことや得意ではないことは切り捨てるべきです。
自分の得意なことに集中し、苦手なことは他の人に任せるか、外部に依頼することを考えましょう。
結果を出すことに直結した行動をすることが大切
行動できない人は、計画を立てることが好きです。
経営計画書やスケジュールを作ることにとてもこだわりがありますが、結局、それらを作ることだけに満足してしまいます。
重要なのは、結果を出すための実際の行動です。
労力と時間を結果に結びつかないことに使って、やった気になっていても、結果は出せません。
ビジネスの環境は大きく変わる中で、5年や10年といった長期の計画を立てても、何の意味もありません。
それはただの自己満足に終わるでしょう。
経営計画を作成するのであれば、半年や1年といった短期の目標に絞ってください。
結果を出すために必要な行動を計画し、実行することが重要です。
無駄な会合に参加しないことで自分の時間を有効活用する
ビジネスをしていると、人間関係を築くために懇親会や飲み会に参加することが求められることがあります。
また、参加しなければいけないと思われる会合にも出席することがあります。
しかし、このような会合に参加することは時間を無駄にするだけであり、有益なことをしようとする自分の時間を奪う結果となってしまいます。
行動力のある人は、無駄な会合に参加しないようにしています。
なぜなら、自分のやるべきことが明確になっており、そのために時間を確保することを最優先しているからです。
余計なことに関与する必要はありません。
自分の目標に集中するために、積極的に断る覚悟を持つべきです。
周囲の干渉は無視する
自分が何かをしようとすると、身の回りにいる他の人々が口を挟んでくることがあります。
彼らは親身な態度を装って、自分の行動を抑制しようとすることもあります。
これは、人々の習性からくるものであり、避けることはできません。
しかし、こうした周囲の干渉に困惑してしまってはいけません。
自分が何をするかに集中することが大切です。
他人の目を気にし続けていると、自分自身の行動に制約を受けてしまうことになります。
いくらかの人々は、噂を広めたり、悪評を立てたりすることもあるかもしれません。
しかし、こうした雑音は一切無視してください。
自分自身が進むべき未来を実現するために、行動を起こしていきましょう。
枠に囚われずに行動しましょう
従来の概念や常識にとらわれてしまうと、自分自身が行動できなくなってしまいます。
ビジネスにおいて成功するためには、非常識なことを積極的に取り組むことが重要です。
ですから、自分には無理だとか、できるはずがないといった考え方は捨ててしまいましょう。
それよりも、他の人がやっていないことにチャレンジする勇気を持ちましょう。
自ら枠に囚われずに自由に行動することで、ビジネスで結果を出すことが可能となります。
ですから、枠にとらわれずに積極的に行動していきましょう。
全体を俯瞰して行動しよう
人々は新しい取り組みを始める際に、詳細な部分から始める傾向がありますが、このアプローチは必ず行き詰まります。
実際、行動ができなくなってしまうこともあります。
ですから、細部から入ることは避けましょう。
「木を見て森を見ない」ということをしてはいけません。
まずは全体を見ることを心掛けましょう。
「森を見てから木を見る」ことを意識しましょう。
全体を一望することによって、現在の自分の行動が何をしているのかがわかるようになります。
自分の行動が全体のどの部分で、どのような意味を持つのかが理解できないと、不安が頭をよぎり、行動できなくなってしまいます。
そのため、全体を一望することを常に心がけるべきです。
基本的に待ちの姿勢はNG
行動できない人は、基本的に待ちの姿勢をとりがちですね。
しかし、待っていても、現実は少しも変わりません。
行動していくことで、現実が変わっていくのです。
もちろん、行動したことで直面する現実は、必ずしも望ましいものばかりではありません。
望ましくない現実、望まない現実、見たくない現実であることの方がほとんどかもしれません。
たとえそうした望ましくない現実であっても、 継続的に行動することで、望ましい現実を手に入れられる可能性があります。
結局のところ、ただ待っているだけでは何も変わらないのです。
行動すれば、必ずしも望ましい結果しか得られないわけではありませんが、 継続的に行動し続けることで、望ましい結果を得る可能性が高まるのです。
ですから、失敗を恐れずに、積極的な姿勢でビジネスに向き合いましょう。
行動できない人が抱える問題とリスクへのアプローチ
行動できない人は、物事が不確かである場合でも、それを全てリスクとして解釈する傾向があります。
しかし、実際には、ほとんどの事柄は予測可能であっても基本的には不確かなものです。
もしも不確かなものをすべてリスクだと判断してしまえば、行動することを完全に避けることになってしまいます。
私はコンサルタントとしての経験から、リスクを回避しようとすればするほど、リスクは必ず追いかけてくることを知っています。
実際、リスクを回避するために行動しないことこそ、最も大きなリスクなのです。
だからこそ、リスクから逃げるのではなく、むしろリスクを歓迎すべきなのです。
積極的にリスクを受け入れ、そのリスクを理解しコントロールすることで、行動する能力を身につけることができます。
ビジネスにおいては、リスクのないものは存在しません。
むしろビジネスそのものがリスクを伴っています。
ですから、余計な心配をせずにリスクを恐れずに進んでください。
リスクを理解し、コントロールすることによって、成功するための一歩を踏み出せるのです。
ビジネスを成功させるためには、ビジネスを好きでなければならない
ビジネスを成功させるためには、自分自身が本当にビジネスが好きなことが大切です。
もしビジネスが好きでなければ、いくら頑張っても結果を出すことができません。
ビジネスを好きであることは、集中力を高めることや、行動力を引き出すことにもつながります。
ビジネスをする中で、ほかのことに没頭することなく、自分自身を完全に集中させることができる「ゾーン」と呼ばれる状態に入ることができます。
しかし、ビジネスが好きでなければ、この「ゾーン」に入ることはできません。
ビジネスを好きであることの重要性を再確認するために、自分がビジネスをしている理由やビジネスをすることによって得られる喜びや充実感などを振り返ってみてください。
ビジネスをすることへの愛情があり、たまらなく好きであることが、ビジネスを成功させるための基盤となります。
自分自身のビジネスを愛し、楽しんでください。
まとめ
行動力を向上させるために意識すべき10つのポイントを見ると、重要な要素は自分の考え方を変えることであることがわかります。
自分の思考⇒行動⇒結果のサイクルを変える必要があります。
自分の考え方を変えることで、行動も変わります。
そして、行動が変わることによって、望む結果を得ることができるようになります。
つまり、思考やマインドセットを変えることは、行動力を向上させるために非常に重要な要素です。
今回の記事を参考にして、自分の思考やマインドセットを変えて、行動力を高めていきましょう!