アダルトアフィリエイトは、センシティブな内容を扱うため、
一歩間違えると最悪の場合、警察沙汰に発展する可能性もあります。
しかし、法律と規則を遵守すれば問題ありませんし、
副業として気軽に収益を得ることができます。
今回は、アダルトアフィリエイトを実践する際に守るべき法律や規則について解説します。
この記事を読むことで、安全にアダルトアフィリエイトを行うことができます。
アダルトアフィリエイトで遵守すべき6つの法律
アダルトアフィリエイトをする上で絶対に遵守すべき法律は以下の6つです。
・わいせつ物頒布等の罪
・著作権
・リーチサイト規制
・ディープフェイクポルノ
・リベンジポルノ法
児童ポルノ禁止法
児童ポルノ禁止法により、児童ポルノの製造、所持、提供などの行為は厳しく禁止されています。
無修正画像や動画よりも、このジャンルに関する取り締まりは非常に厳格です。
児童ポルノの動画が海外のアダルト動画サイトに掲載されていても、
絶対に関連リンクを貼ることは避けるべきです。
なお、「児童」とは18歳未満の未成年を指します。
出演者が18歳以上であれば問題ありませんので、
女優が女子高生の姿で登場するAV作品などはセーフです。
それらはコスプレとして扱われます。
ただし、現在の状況では、漫画やCGなどの二次元作品において、
明らかに18歳未満に見える女性キャラクターは児童ポルノには該当しないと考えられています。
これは「表現の自由」との関連で認められている状況です。
ただし、アダルト漫画や同人誌を読むと、
明らかに18歳未満のヒロインが登場している作品でも、
「女子高生」や「生徒」といった直接的な表現を避けている作品があります。
そのような場合は、レビューを書く際も作者の意向に従うようにしましょう。
わいせつ物頒布等の罪
日本の法律では、インターネット上で、
無修正画像や無修正動画を公開することは禁止されています。
モザイクなどの処理がなされていないものは違法となります。
この規定は刑法175条1項によって明示されており違反者には、
「2年以下の懲役または250万円以下の罰金または科料、またはその両方」が科されます。
ただし、FANZAやDLsiteなどの日本国内のサイトでは、
当然ながら日本の法律に準じた運営が行われており、すべての作品に修正が加えられています。
そのため、これらのサイトをアフィリエイトで紹介することには問題ありません。
問題となるのは、海外のアダルト動画サイトの無修正動画を自身のサイトに、
埋め込んで利用している場合です。
海外のアダルト動画配信サイトには無修正のコンテンツが多く存在しますが、
自分でアップロードしていなくても、自身のサイトに無修正動画を埋め込んだ時点で違法行為となります。
なお、リンクを貼るだけであれば違法ではないと考えていますが、
自身が所有するブログ(エログ)やサイトには絶対に無修正コンテンツを、
アップロード、掲載しないように注意しましょう。
無修正動画を紹介したい場合は、ブログ(エログ)に直接動画を埋め込むのではなく、
以下のようにテキストリンクで動画に誘導しましょう。
著作権
アダルト作品に限らず、他人の著作物を無断で転載やアップロードすることは、
原則的に著作権侵害であり、違法行為です。
著作権法第119条第1項では、
著作権を侵害した者には「十年以下の懲役または千万円以下の罰金、
またはその両方」が科されることが規定されています。
ただし、著作権法32条1項の条件を満たす場合は、
Webサイトやブログにおいて著作権者の許諾を得ることなく引用することが認められます。
2. 本文がメインであり、引用部分はサブ的な位置づけとする。
3. 引用が必要である理由がある。
4. 引用部分を改変しない。
5. 引用元を明記する。
レビューのためにパッケージや表紙の画像、
説明文などを引用してサイト内に掲載する場合は、上記の条件を考慮して掲載しましょう。
例えば、FANZAの商品詳細ページから画像や説明文を引用する場合は、
該当ページのタイトルやURLを明示すれば問題ありません。
また、そのリンク先のURLとしてアフィリエイト用のリンクを掲載することで、
クリックされる可能性も高まります。
ただし、引用は最小限に留めるべきです。
画像の場合は、AV作品ならパッケージ、
漫画や同人作品なら表紙のみを引用するようにしましょう。
商品説明文の引用も、作品の概要のみに留めることが重要です。
しかし、現実的には、多くのエログサイトが著作権を侵害している状況です。
逮捕されないのは、違法行為を行っている人数が多すぎるためです。
また、著作権侵害は親告罪であり、著作権者が告訴することで起訴される可能性があります。
逆に言えば、告訴されなければ起訴はされないということになります。
リーチサイト規制
「リーチサイト」とは、
違法アップロードされたコンテンツに誘導するウェブサイトのことを指します。
2020年に行われた著作権法の改正(改正著作権法113条2項1号、2号)により、
リーチサイトは法的に明確に禁止され、刑事罰の対象となりました。
例えば、アダルト同人や漫画作品に関しては、
E-Hen●ai●alleriesというサイトが大量の違法アップロード作品を提供しています。
このようなサイトを紹介して、「ここで無料で読めますよ!」
といったリンクを掲載するだけでも、犯罪となる可能性があります。
リーチサイトの運営者自体が直接他人の著作物をアップロードしているわけではないため、
著作権侵害によって罰せられることはありません。
しかしながら、著作権侵害を助長する行為と見なされる場合があります。
無料でアダルト作品を視聴したいという需要が多いため、
そのようなサイトは需要が存在しますが、それには危険性も伴います。
違法アップロードされたものと明らかに分かるコンテンツについては、
自身のブログ(エログ)やサイトで取り扱わないように意識しましょう。
リーチサイト規制の刑罰
・リーチサイト運営者の場合は「5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金」(著作権法第119条の2第4号、第5号)
アダルトアフィリエイターの逮捕事例
海賊版AVに誘導のリーチサイト開設 容疑の男2人逮捕
海賊版アダルトビデオ(AV)のサイトへ誘導するリンクを張るなどした「リーチサイト」を開設して、視聴できるようにしたなどとして、京都府警は18日、大阪府大阪狭山市の会社員内海和幸(47)、京都市伏見区の無職岩間秀樹(44)両容疑者を著作権法違反(侵害とみなす行為)と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕し、19日発表した。内海容疑者は否認し、岩間容疑者は認めているという。
10月施行の改正著作権法にはリーチサイトの運営者への刑事罰が盛り込まれており、府警によると全国で初適用という。
サイバー犯罪対策課によると、逮捕容疑は10月9~12日、ネット上に投稿された海賊版AV3作品を、自分たちが開設したリーチサイトで視聴できる状態にして、ビデオ制作会社の著作権を侵害したというもの。さらに昨年11月、AVの出演者の顔を女性芸能人にすり替えた動画を、同サイトで公開した疑いもある。
引用:朝日新聞
ディープフェイクポルノ
ディープフェイクポルノとは、女性タレントの顔をAV女優の顔と入れ替えることにより、
女性タレントがAVに出演しているかのように見せる技術のことを指します。
ディープフェイクポルノの動画を作成することは違法であり、名誉毀損や著作権侵害に該当します。
実際に、名誉毀損の事件も報告されています。
ディープフェイクポルノの動画に対してリンクを貼ることも違法です(リーチサイト規制)。
また、
⇒ディープフェイクポルノを作成しWebサイトにアップロードし逮捕された
アダルトアフィリエイトを行う際に、ブログ(エログ)へ誘導するために、
危険な動画を使用したくなる気持ちになったとしても、
それは厳しく禁止されている行為ですので、絶対に行わないようにしましょう。
リベンジポルノ法
私事性的画像記録の提供被害防止法(リベンジポルノ法)とは、
性的画像を相手の同意なく公開することを禁止する法律のことです。
例えば、ライブチャットの女性の裸やオナニーをスクリーンショットして、
ブログに掲載したり、出会い系で出会った女性のハメ撮り画像をブログに載せる場合、
本人が特定できる状態で画像加工を行わずに公開することは違法です。
性的画像を不特定多数の人が認識できる状態にした場合、
「リベンジポルノ被害防止法3条1項、2項」に違反することになり、
3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
ただし、私の調査範囲では、
アダルトアフィリエイターによる逮捕事例は見つかっていません。
これまでアダルトアフィリエイトで注意すべき法律について6つ紹介してきましたが、
この他にも覚えておくべき法律について次に紹介します。
アダルトアフィリエイトで覚えておくべき2つの法律
・モザイク破壊動画
女性アスリートの性的画像・動画
最近、女性アスリートの盗撮画像をアダルトサイトにアップロードしたことが原因で、
逮捕されるケースが増えています。
これらの逮捕は、著作権法違反の容疑がかけられたためです。
エログにおいては、女性アスリートのエロ画像や動画を取り扱わないようにすることが重要です。
・自営業男性が女性アスリートの性的画像39点をサイトに転載し逮捕された
・千葉の男性がテレビ番組の女性アスリートの画像を性的目的でサイトに転載し逮捕された
モザイク破壊動画
モザイク破壊動画とは、モザイクを取り除いたように見せる映像技術のことです。
モザイク破壊動画は過激な性的描写(無修正)として扱われます。
モザイク破壊動画の作成や、ブログからモザイク破壊動画へのリンク貼りは避けましょう。
容疑は著作権法違反およびわいせつな電磁的記録媒体の陳列です。
知っておきたいアダルトアフィリエイトのルール
上記してきた法律の他にも知っておきたいアダルトアフィリエイトのルールいついて解説します。
記事の削除要請に対しての対処
日本国内のASPや広告プログラムを利用する場合、法律違反をすることはまずありません。
ただし、意図せずに違法なコンテンツを掲載や紹介してしまう可能性もあります。
そのような場合、記事の削除要請が送られてくることがありますので、迅速に対応してください。
また、削除要請を受ける可能性を考慮し、
ブログにお問い合わせフォームを設置することをおすすめします。
お問い合わせフォームがあるだけで、
訴訟や告訴のリスクを回避することができるかもしれません。
まずはお問い合わせフォームを通じて記事の削除依頼があれば、迅速に対応しましょう。
相手の権利を尊重し、自身の身を守るためにも、
削除要請に対応できるように準備しておくことが重要です。
ブログ(エログ)はアダルトOKのサーバーを使用する
アダルトアフィリエイトで収益を上げるためには、
WordPressを使用してブログ(エログ)を運営することがおすすめです。
WordPressを利用する場合、レンタルサーバーの使用が必要です。
ただし、アダルトコンテンツを許可しているレンタルサーバーは限られています。
アダルトアフィリエイトを行うには、アダルト対応のサーバーを使用する必要があります。
『シン・レンタルサーバー』は、アダルト対応のサーバーの中でも特におすすめです。
WordPressの使用が簡単であり、コスパも最強のレンタルサーバーです。
アダルトOKのレンタルサーバーは、 どこが1番おすすめなのか? アダルトブログやサイトを運営する際に、 悩まれる方は少なくないと思います。 私は、アダルトアフィリエイトを10年以上実践してきました。 […]
まとめ
アダルトアフィリエイトは、法律を遵守して運営すれば逮捕の心配はありません。
私自身もアダルトアフィリエイトを長く行ってきましたが、
そのような事態に巻き込まれたことはありません。
堅実な運営を行えば、収益を得ることができます。
法律に則った運営をすることで、他人にバレることなく副業としても続けることができます。
遵守する必要がある法律やルールが思っていた以上に多くあって、
なんか少し怖くなった方もいるかもしれませんが、
実際に逮捕されるかもしれないリスクは、以下の2点です。
➀ブログ(エログ)に無修正動画・画像の掲載
②違法アップロードサイトへの誘導
結論、上記2点だけは、しっかり覚えて守りアダルトアフィリエイトに取り組みましょう。
あまり、心配していてはアダルトアフィリエイトができませんからね。
重要なのは、アダルトアフィリエイトで稼いでいくことです!
アダルトアフィリエイトなら初心者でも稼ぎやすい ということを知り実践してみようと思った。 そこで、 「アダルトアフィリエイトにも『メリット・デメリット』はあるのかな?」 そのように思われる方もいるのではないでしょうか? […]
「アダルトアフィリエイトで注意すべき6つの法律」についての解説は以上となります。